古典ライブラリー

古今和歌集 巻第十四 恋歌四 684番

春霞

紀友則(きのとものり)

春霞のたなびく山の桜の花のように、いくら見ても飽きないあなたであることよ。

詞書
「題しらず」(前の歌と同じ詞書)
作者
友則(紀友則)
  1. 1春霞はるがすみ春霞はるがすみはるがすみ初句
  2. 2たなびくたなびくたなびく山やま山やまやまののの二句
  3. 3さくらばなさくらばなさくらばな三句
  4. 4見み見みみれどもあかぬれどもあかぬれどもあかぬ四句
  5. 5君きみ君きみきみにもあるかなにもあるかなにもあるかな結句

引用の仕方

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現代語訳

春霞のたなびく山の桜の花のように、いくら見ても飽きないあなたであることよ。

意訳

霞の中の桜のように、見飽きることのない恋人をたたえる。

語釈・文法注

和歌

作者
紀友則(きのとものり) ?–905?
『古今和歌集』の撰者の一人で、紀貫之の従兄。大内記などを務めたが、集の完成を待たずに亡くなり、巻第十六に貫之・壬生忠岑の哀悼の歌がある。のびやかで格調のある歌風で知られる。三十六歌仙の一人。
出典
『古今和歌集』巻第十四・恋歌四・684番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

修辞

序詞
上三句が「見れどもあかぬ」を導く。

解説

紀友則の歌。

関連

出典

底本
有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、122頁(コマ74)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日