古今和歌集 巻第十四 恋歌四 683番
伊勢の蜑の
伊勢の漁師が朝夕に潜って採るという海松布の「みるめ」ではないが、あの人に逢って、飽きるほど見る手立てがあればよいのに。
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現代語訳
伊勢の漁師が朝夕に潜って採るという海松布の「みるめ」ではないが、あの人に逢って、飽きるほど見る手立てがあればよいのに。
意訳
毎日海松布を採る漁師のように、恋人を飽きるほど見たい、と願う。
語釈・文法注
- 潜くてふ
- 潜るという。
- みるめ
- 「海松布」と「見る目」。
和歌
- 作者
- 読人しらず(よみびとしらず)
作者の名が伝わらない歌。『古今和歌集』の約四割を占め、撰者の時代より古い歌や、民謡・宴席で歌い継がれた歌、身分の低い人や女性の歌などを含む。 - 出典
- 『古今和歌集』巻第十四・恋歌四・683番
- 歌体
- 短歌
- 状況
- 題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。
修辞
- 掛詞
- 「みるめ」。
解説
読人しらずの歌。
関連
出典
- 底本
- 有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、122頁(コマ74)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
- 校訂・訳・注
- 古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
- 更新日