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古今和歌集 巻第十三 恋歌三 668番

我が戀を

紀友則(きのとものり)

私の恋を忍びきれずに、山橘の実の色のように、表に出てしまいそうだ。

「我が戀を」の歌をもとにした情景。私の恋を忍びきれずに、山橘の実の色のように、表に出てしまいそうだ。
「我が戀を」の歌をもとにした情景。私の恋を忍びきれずに、山橘の実の色のように、表に出てしまいそうだ。
詞書
「題しらず」(前の歌と同じ詞書)
作者
友則(紀友則)
  1. 1我わ我わわががが戀こひ戀こひこいををを初句
  2. 2忍しの忍しのしのびかねてびかねてびかねてははは二句
  3. 3あしびきのあしびきのあしびきの三句
  4. 4山やま山やまやまたちばなのたちばなのたちばなの四句
  5. 5色いろ色いろいろににに出いで出いでいでぬべしぬべしぬべし結句

引用の仕方

レポート・論文で引用する場合の表記例です。行番号を選んでから開くと、その行へのリンクになります。

現代語訳

私の恋を忍びきれずに、山橘の実の色のように、表に出てしまいそうだ。

意訳

赤い山橘の実のように、恋心が表に出てしまいそうだ。

語釈・文法注

山たちばな
やぶこうじ。赤い実をつける。

和歌

作者
紀友則(きのとものり) ?–905?
『古今和歌集』の撰者の一人で、紀貫之の従兄。大内記などを務めたが、集の完成を待たずに亡くなり、巻第十六に貫之・壬生忠岑の哀悼の歌がある。のびやかで格調のある歌風で知られる。三十六歌仙の一人。
出典
『古今和歌集』巻第十三・恋歌三・668番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

解説

紀友則の歌。

関連

出典

底本
有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、119頁(コマ73)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日