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古今和歌集 巻第十三 恋歌三 667番

したにのみ

紀友則(きのとものり)

心の中でばかり恋していると苦しい。玉の緒が切れて乱れるように、思いが乱れても、人よとがめないでくれ。

「したにのみ」の歌をもとにした情景。心の中でばかり恋していると苦しい。玉の緒が切れて乱れるように、思いが乱れても、人よとがめないでくれ。
「したにのみ」の歌をもとにした情景。心の中でばかり恋していると苦しい。玉の緒が切れて乱れるように、思いが乱れても、人よとがめないでくれ。
詞書
「題しらず」(前の歌と同じ詞書)
作者
友則(紀友則)
  1. 1したにのみしたにのみしたにのみ初句
  2. 2戀こ戀ここふればふればうれば苦くる苦くるくるししし二句
  3. 3玉たま玉たまたまののの緒を緒をおののの三句
  4. 4絕た絕たたえてえてえて亂みだ亂みだみだれむれむれむ四句
  5. 5人ひと人ひとひとなとがめそなとがめそなとがめそ結句

引用の仕方

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現代語訳

心の中でばかり恋していると苦しい。玉の緒が切れて乱れるように、思いが乱れても、人よとがめないでくれ。

意訳

忍ぶ恋の苦しさに耐えきれず、乱れてしまっても責めないでほしい。

語釈・文法注

玉の緒
玉を貫く紐。命の意も。

和歌

作者
紀友則(きのとものり) ?–905?
『古今和歌集』の撰者の一人で、紀貫之の従兄。大内記などを務めたが、集の完成を待たずに亡くなり、巻第十六に貫之・壬生忠岑の哀悼の歌がある。のびやかで格調のある歌風で知られる。三十六歌仙の一人。
出典
『古今和歌集』巻第十三・恋歌三・667番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

修辞

縁語
「玉の緒」「絶え」「乱れ」。

解説

紀友則の歌。

関連

出典

底本
有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、118頁(コマ72)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日