古今和歌集 巻第十三 恋歌三 666番
白川の
白川の「しら」ではないが、知らないとは言うまい。底が清らかなので、流れて末長く澄むように、あなたと末長く住もうと思うので。

現代語訳
白川の「しら」ではないが、知らないとは言うまい。底が清らかなので、流れて末長く澄むように、あなたと末長く住もうと思うので。
意訳
清い白川の流れのように、末長く一緒に住もうと誓う。
語釈・文法注
- すまむ
- 「澄まむ」と「住まむ」。
和歌
- 作者
- 平貞文(たいらのさだふん) ?–923
桓武天皇の玄孫で、「平中(へいちゅう)」と呼ばれた。色好みとして知られ、『平中物語』の主人公とされる。寛平・延喜の歌合で活躍した。 - 出典
- 『古今和歌集』巻第十三・恋歌三・666番
- 歌体
- 短歌
- 状況
- 題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。
修辞
- 序詞
- 「白川の」が「知らず」を導く。
- 掛詞
- 「すむ」。
解説
平貞文の歌。
関連
出典
- 底本
- 有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、118頁(コマ72)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
- 校訂・訳・注
- 古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
- 更新日