古典ライブラリー

古今和歌集 巻第十三 恋歌三 643番

今朝はしも

大江千里(おおえのちさと)

今朝はどうやって起きて帰ったのかもわからなかった。思い出すと、消え入るほど悲しい。

「今朝はしも」の歌をもとにした情景。今朝はどうやって起きて帰ったのかもわからなかった。思い出すと、消え入るほど悲しい。
「今朝はしも」の歌をもとにした情景。今朝はどうやって起きて帰ったのかもわからなかった。思い出すと、消え入るほど悲しい。
詞書
「題しらず」(前の歌と同じ詞書)
作者
大江千里
  1. 1今朝けさ今朝けさけさはははしもしもしも初句
  2. 2おきけむおきけむおきけむ方かた方かたかたももも二句
  3. 3しらざりつしらざりつしらざりつ三句
  4. 4思おも思おもおもひひい出い出いいづるぞづるぞずるぞ四句
  5. 5消き消ききえてえてえて悲かな悲かなかなしきしきしき結句

引用の仕方

レポート・論文で引用する場合の表記例です。行番号を選んでから開くと、その行へのリンクになります。

現代語訳

今朝はどうやって起きて帰ったのかもわからなかった。思い出すと、消え入るほど悲しい。

意訳

別れの朝のことは夢中でよく覚えていない。思い出すと消え入りそうに悲しい。

語釈・文法注

しも
強調。

和歌

作者
大江千里(おおえのちさと) 生没年未詳(九世紀後半〜十世紀初め)
参議大江音人の子。漢学に通じ、寛平六年(894)に、漢詩の句を題にして和歌を詠んだ『句題和歌(大江千里集)』を宇多天皇に献上した。
出典
『古今和歌集』巻第十三・恋歌三・643番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

解説

大江千里の歌。

関連

出典

底本
有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、115頁(コマ71)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日