古今和歌集 巻第十三 恋歌三 642番
玉くしげ
夜が明けたらあなたの評判が立ってしまいそうなので、夜深いうちに帰ってきたのに、人が見ただろうか。

現代語訳
夜が明けたらあなたの評判が立ってしまいそうなので、夜深いうちに帰ってきたのに、人が見ただろうか。
意訳
相手の評判を気づかって夜のうちに帰ったが、誰かに見られなかったかと心配する。
語釈・文法注
- 玉くしげ
- 「あけ」にかかる枕詞。
和歌
- 作者
- 読人しらず(よみびとしらず)
作者の名が伝わらない歌。『古今和歌集』の約四割を占め、撰者の時代より古い歌や、民謡・宴席で歌い継がれた歌、身分の低い人や女性の歌などを含む。 - 出典
- 『古今和歌集』巻第十三・恋歌三・642番
- 歌体
- 短歌
- 状況
- 題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。
修辞
- 枕詞
- 「玉くしげ」。
解説
読人しらずの歌。
関連
出典
- 底本
- 有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、115頁(コマ71)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
- 校訂・訳・注
- 古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
- 更新日