古典ライブラリー

古今和歌集 巻第十三 恋歌三 636番

長しとも

凡河内躬恒(おおしこうちのみつね)

長いとも思いきれない。昔から、逢う人によって長くも短くもなる秋の夜なのだから。

「長しとも」の歌をもとにした情景。長いとも思いきれない。昔から、逢う人によって長くも短くもなる秋の夜なのだから。
「長しとも」の歌をもとにした情景。長いとも思いきれない。昔から、逢う人によって長くも短くもなる秋の夜なのだから。
詞書
「題しらず」(前の歌と同じ詞書)
作者
凡河内躬恒
  1. 1長なが長ながながしともしともしとも初句
  2. 2おもひぞはてぬおもひぞはてぬおもいぞはてぬ二句
  3. 3昔むかし昔むかしむかしよりよりより三句
  4. 4あふあふあう人ひと人ひとひとからのからのからの四句
  5. 5あきのあきのあきの夜よ夜よよなればなればなれば結句

引用の仕方

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現代語訳

長いとも思いきれない。昔から、逢う人によって長くも短くもなる秋の夜なのだから。

意訳

秋の夜の長さは、逢う相手次第で変わる、と前の歌に応じる。

語釈・文法注

あふ人から
逢う人によって。

和歌

作者
凡河内躬恒(おおしこうちのみつね) 生没年未詳(九世紀末〜十世紀前半)
『古今和歌集』の撰者の一人。甲斐少目・和泉大掾など地方の下級官人を務めたが、歌才は宇多・醍醐両天皇に重んじられ、屏風歌や歌合で活躍した。貫之と並ぶ歌人とされる。三十六歌仙の一人。
出典
『古今和歌集』巻第十三・恋歌三・636番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

解説

凡河内躬恒の歌。

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出典

底本
有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、114頁(コマ70)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日