古典ライブラリー

古今和歌集 巻第十二 恋歌二 612番

われのみぞ

凡河内躬恒(おおしこうちのみつね)

私だけが悲しいのだった。彦星でさえ、逢わずに過ごす年はないのだから。

「われのみぞ」の歌をもとにした情景。私だけが悲しいのだった。彦星でさえ、逢わずに過ごす年はないのだから。
「われのみぞ」の歌をもとにした情景。私だけが悲しいのだった。彦星でさえ、逢わずに過ごす年はないのだから。
詞書
「題しらず」(前の歌と同じ詞書)
作者
躬恒(凡河内躬恒)
  1. 1われのみぞわれのみぞわれのみぞ初句
  2. 2悲かな悲かなかなしかりけるしかりけるしかりける二句
  3. 3彥星ひこぼし彥星ひこぼしひこぼしももも三句
  4. 4逢あ逢ああははわですぐせるですぐせるですぐせる四句
  5. 5年とし年としとししなければしなければしなければ結句

引用の仕方

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現代語訳

私だけが悲しいのだった。彦星でさえ、逢わずに過ごす年はないのだから。

意訳

年に一度は逢える彦星と違い、自分は一度も逢えない、と嘆く。

語釈・文法注

彦星
牽牛星。

和歌

作者
凡河内躬恒(おおしこうちのみつね) 生没年未詳(九世紀末〜十世紀前半)
『古今和歌集』の撰者の一人。甲斐少目・和泉大掾など地方の下級官人を務めたが、歌才は宇多・醍醐両天皇に重んじられ、屏風歌や歌合で活躍した。貫之と並ぶ歌人とされる。三十六歌仙の一人。
出典
『古今和歌集』巻第十二・恋歌二・612番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

解説

凡河内躬恒の歌。

関連

出典

底本
有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、109頁(コマ68)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日