古典ライブラリー

古今和歌集 巻第十二 恋歌二 613番

今ははや

清原深養父(きよはらのふかやぶ)

もうとっくに恋い死にしていただろうに。逢おうとあなたが頼みに思わせた言葉こそが、私の命であった。

「今ははや」の歌をもとにした情景。もうとっくに恋い死にしていただろうに。逢おうとあなたが頼みに思わせた言葉こそが、私の命であった。
「今ははや」の歌をもとにした情景。もうとっくに恋い死にしていただろうに。逢おうとあなたが頼みに思わせた言葉こそが、私の命であった。
詞書
「題しらず」(前の歌と同じ詞書)
作者
深養父(清原深養父)
  1. 1今いま今いまいまははははやはやはや初句
  2. 2戀こ戀ここひしなましひしなましいしなましををを二句
  3. 3あひみむとあひみむとあいみむと三句
  4. 4賴たの賴たのたのめしことぞめしことぞめしことぞ四句
  5. 5命いのち命いのちいのちなりけるなりけるなりける結句

引用の仕方

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現代語訳

もうとっくに恋い死にしていただろうに。逢おうとあなたが頼みに思わせた言葉こそが、私の命であった。

意訳

逢おうという約束を頼みに、なんとか生きながらえている、と訴える。

語釈・文法注

恋ひしなましを
恋い死にしていただろうに。
頼めし
頼みに思わせた。

和歌

作者
清原深養父(きよはらのふかやぶ) 生没年未詳(九世紀後半〜十世紀前半)
内匠允・内蔵大允などを務めた。琴の名手でもあった。清少納言の曽祖父、清原元輔の祖父にあたる。晩年は洛北に補陀落寺を建てて住んだと伝える。
出典
『古今和歌集』巻第十二・恋歌二・613番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

解説

清原深養父の歌。

関連

出典

底本
有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、109頁(コマ68)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日