古典ライブラリー

古今和歌集 巻第十二 恋歌二 608番

君をのみ

凡河内躬恒(おおしこうちのみつね)

あなたのことばかり思いながら寝た夢なので、自分の心から見たのであった。

「君をのみ」の歌をもとにした情景。あなたのことばかり思いながら寝た夢なので、自分の心から見たのであった。
「君をのみ」の歌をもとにした情景。あなたのことばかり思いながら寝た夢なので、自分の心から見たのであった。
詞書
「題しらず」(前の歌と同じ詞書)
作者
躬恒(凡河内躬恒)
  1. 1君きみ君きみきみをををのみのみのみ初句
  2. 2おもひねにねしおもひねにねしおもいねにねし二句
  3. 3夢ゆめ夢ゆめゆめなればなればなれば三句
  4. 4わがわがわが心こころ心こころこころからからから四句
  5. 5見み見みみつるなりけりつるなりけりつるなりけり結句

引用の仕方

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現代語訳

あなたのことばかり思いながら寝た夢なので、自分の心から見たのであった。

意訳

夢に恋人を見たが、それは相手が来たのではなく、自分の思いが見せたものだった、と気づく。

語釈・文法注

思ひねにねし
思いながら寝た。

和歌

作者
凡河内躬恒(おおしこうちのみつね) 生没年未詳(九世紀末〜十世紀前半)
『古今和歌集』の撰者の一人。甲斐少目・和泉大掾など地方の下級官人を務めたが、歌才は宇多・醍醐両天皇に重んじられ、屏風歌や歌合で活躍した。貫之と並ぶ歌人とされる。三十六歌仙の一人。
出典
『古今和歌集』巻第十二・恋歌二・608番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

解説

凡河内躬恒の歌。

関連

出典

底本
有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、108頁(コマ67)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日