古典ライブラリー

古今和歌集 巻第十二 恋歌二 606番

人しれぬ

紀貫之(きのつらゆき)

人に知られない恋の思いこそがつらい。私の嘆きは、私だけが知っている。

「人しれぬ」の歌をもとにした情景。人に知られない恋の思いこそがつらい。私の嘆きは、私だけが知っている。
「人しれぬ」の歌をもとにした情景。人に知られない恋の思いこそがつらい。私の嘆きは、私だけが知っている。
詞書
「題しらず」(前の歌と同じ詞書)
作者
貫之(紀貫之)
  1. 1人ひと人ひとひとしれぬしれぬしれぬ初句
  2. 2思おもひ思おもひおもいのみこそのみこそのみこそ二句
  3. 3わびしけれわびしけれわびしけれ三句
  4. 4わがなげきわがなげきわがなげきをばをばをば四句
  5. 5我われ我われわれのみぞのみぞのみぞ知し知ししるるる結句

引用の仕方

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現代語訳

人に知られない恋の思いこそがつらい。私の嘆きは、私だけが知っている。

意訳

誰にも知られない恋の嘆きは、自分しか知らない、と孤独な恋を詠む。

語釈・文法注

和歌

作者
紀貫之(きのつらゆき) 872?–945?
『古今和歌集』の撰者の中心で、仮名序を書いた。御書所預などを経て土佐守となり、任期を終えて帰京する旅を『土佐日記』に書いた。理知的で技巧に富む歌風で、『古今和歌集』に最も多い百首あまりが入る。三十六歌仙の一人。
出典
『古今和歌集』巻第十二・恋歌二・606番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

解説

紀貫之の歌。

関連

出典

底本
有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、108頁(コマ67)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日