古今和歌集 巻第十二 恋歌二 601番
風ふけば
風が吹くと峰から離れて途切れる白雲のように、すっかり途絶えてつれないあなたの心であることよ。

現代語訳
風が吹くと峰から離れて途切れる白雲のように、すっかり途絶えてつれないあなたの心であることよ。
意訳
風に峰から引き離されて消える白雲のように、まったく冷たいあなたの心、と嘆く。
語釈・文法注
- たえて
- 途切れて、まったく。
和歌
- 作者
- 壬生忠岑(みぶのただみね) 生没年未詳(九世紀後半〜十世紀前半)
『古今和歌集』の撰者の一人。右衛門府生など下級の武官を務めた。歌論書『和歌体十種(忠岑十体)』の作者とされる。三十六歌仙の一人。 - 出典
- 『古今和歌集』巻第十二・恋歌二・601番
- 歌体
- 短歌
- 状況
- 題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。
修辞
- 序詞
- 上三句が「たえて」を導く。
解説
壬生忠岑の歌。
関連
出典
- 底本
- 有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、107頁(コマ67)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
- 校訂・訳・注
- 古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
- 更新日