古今和歌集 巻第十二 恋歌二 602番
月影に
月の光に我が身を変えられるものなら、つれないあの人も、いとしいと思って見てくれるだろうか。

現代語訳
月の光に我が身を変えられるものなら、つれないあの人も、いとしいと思って見てくれるだろうか。
意訳
月の光になれば、冷たい人も心ひかれて眺めてくれるだろう、と切ない願いを詠む。
語釈・文法注
- かふる
- 替える。
和歌
- 作者
- 壬生忠岑(みぶのただみね) 生没年未詳(九世紀後半〜十世紀前半)
『古今和歌集』の撰者の一人。右衛門府生など下級の武官を務めた。歌論書『和歌体十種(忠岑十体)』の作者とされる。三十六歌仙の一人。 - 出典
- 『古今和歌集』巻第十二・恋歌二・602番
- 歌体
- 短歌
- 状況
- 題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。
解説
壬生忠岑の歌。
関連
出典
- 底本
- 有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、107頁(コマ67)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
- 校訂・訳・注
- 古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
- 更新日