古典ライブラリー

古今和歌集 巻第十二 恋歌二 593番

よひよひに

紀友則(きのとものり)

毎晩脱いで私が寝る狩衣を衣桁にかけるように、心にかけて思わない時は少しもない。

「よひよひに」の歌をもとにした情景。毎晩脱いで私が寝る狩衣を衣桁にかけるように、心にかけて思わない時は少しもない。
「よひよひに」の歌をもとにした情景。毎晩脱いで私が寝る狩衣を衣桁にかけるように、心にかけて思わない時は少しもない。
詞書
「題しらず」(前の歌と同じ詞書)
作者
友則(紀友則)
  1. 1よひよひによひよひによいよいに初句
  2. 2ぬぎてぬぎてぬぎて我わ我わわがぬるがぬるがぬる二句
  3. 3かりかりかり衣ごろも衣ごろもごろも三句
  4. 4かけてかけてかけて思おも思おもおもはぬはぬわぬ四句
  5. 5時とき時ときときのまもなしのまもなしのまもなし結句

引用の仕方

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現代語訳

毎晩脱いで私が寝る狩衣を衣桁にかけるように、心にかけて思わない時は少しもない。

意訳

衣を掛ける「かけ」から「心にかけ」を導き、絶えず恋しく思うと詠む。

語釈・文法注

かり衣
狩衣。
かけて
「掛けて」と「心にかけて」。

和歌

作者
紀友則(きのとものり) ?–905?
『古今和歌集』の撰者の一人で、紀貫之の従兄。大内記などを務めたが、集の完成を待たずに亡くなり、巻第十六に貫之・壬生忠岑の哀悼の歌がある。のびやかで格調のある歌風で知られる。三十六歌仙の一人。
出典
『古今和歌集』巻第十二・恋歌二・593番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

修辞

序詞
上三句が「かけ」を導く。

解説

紀友則の歌。

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出典

底本
有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、106頁(コマ66)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日