古典ライブラリー

古今和歌集 巻第十二 恋歌二 592番

たきつ瀨に

壬生忠岑(みぶのただみね)

激しく流れる瀬に根をとどめられない浮き草のように、頼りない浮いた恋を私はすることだ。

「たきつ瀨に」の歌をもとにした情景。激しく流れる瀬に根をとどめられない浮き草のように、頼りない浮いた恋を私はすることだ。
「たきつ瀨に」の歌をもとにした情景。激しく流れる瀬に根をとどめられない浮き草のように、頼りない浮いた恋を私はすることだ。
詞書
「題しらず」(前の歌と同じ詞書)
作者
忠岑(壬生忠岑)
  1. 1たきつたきつたぎつ瀨せ瀨せせににに初句
  2. 2ねざしとどめぬねざしとどめぬねざしとどめぬ二句
  3. 3浮草うきくさ浮草うきくさうきくさののの三句
  4. 4うきたるうきたるうきたる戀こひ戀こひこいももも四句
  5. 5我われ我われわれはははするかなするかなするかな結句

引用の仕方

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現代語訳

激しく流れる瀬に根をとどめられない浮き草のように、頼りない浮いた恋を私はすることだ。

意訳

根を下ろせない浮き草のように、定まらない頼りない恋をしている。

語釈・文法注

ねざし
根を張ること。
うきたる
浮いた、頼りない。

和歌

作者
壬生忠岑(みぶのただみね) 生没年未詳(九世紀後半〜十世紀前半)
『古今和歌集』の撰者の一人。右衛門府生など下級の武官を務めた。歌論書『和歌体十種(忠岑十体)』の作者とされる。三十六歌仙の一人。
出典
『古今和歌集』巻第十二・恋歌二・592番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

修辞

序詞
上三句が「うき」を導く。

解説

壬生忠岑の歌。

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出典

底本
有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、106頁(コマ66)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日