古今和歌集 巻第十二 恋歌二 591番
冬川の
冬の川の表面は凍っている私なのだろうか。下では流れて、恋い続けているのだろう。

現代語訳
冬の川の表面は凍っている私なのだろうか。下では流れて、恋い続けているのだろう。
意訳
表面は凍っていても下では流れる冬の川のように、表には出さないが心の中で恋い続ける。
語釈・文法注
- 下に流れて
- 心の中で。
和歌
- 作者
- 宗岳大頼(むねおかのおおより) 生没年未詳
越(北陸)に赴任していたことが巻第十八の詞書に見える。 - 出典
- 『古今和歌集』巻第十二・恋歌二・591番
- 歌体
- 短歌
- 状況
- 題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。
修辞
- 比喩
- 冬の川に自分を重ねる。
解説
宗岳大頼の歌。
関連
出典
- 底本
- 有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、106頁(コマ66)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
- 校訂・訳・注
- 古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
- 更新日