古典ライブラリー

古今和歌集 巻第十二 恋歌二 575番

はかなくて

素性法師(そせいほうし)

はかなくも夢であの人を見た夜は、朝の床から起きるのがつらいことだ。

「はかなくて」の歌をもとにした情景。はかなくも夢であの人を見た夜は、朝の床から起きるのがつらいことだ。
「はかなくて」の歌をもとにした情景。はかなくも夢であの人を見た夜は、朝の床から起きるのがつらいことだ。
詞書
「題しらず」(前の歌と同じ詞書)
作者
素性法師
  1. 1はかなくてはかなくてはかなくて初句
  2. 2夢ゆめ夢ゆめゆめにもひとにもひとにもいとををを二句
  3. 3見み見みみつるつるつる夜よ夜よよははは三句
  4. 4朝あした朝あしたあしたののの床とこ床とことこぞぞぞ四句
  5. 5おきうかりけるおきうかりけるおきゅうかりける結句

引用の仕方

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現代語訳

はかなくも夢であの人を見た夜は、朝の床から起きるのがつらいことだ。

意訳

夢で恋人に逢えた夜の翌朝は、その余韻で起きるのがつらい。

語釈・文法注

おきうかりける
起きるのがつらい。

和歌

作者
素性法師(そせいほうし) 生没年未詳(九世紀後半〜十世紀初め)
僧正遍昭の子。俗名は良岑玄利(よしみねのはるとし)といい、父の命で出家した。雲林院や大和の石上の良因院に住み、宇多天皇・醍醐天皇の歌会や屏風歌に召された。三十六歌仙の一人。
出典
『古今和歌集』巻第十二・恋歌二・575番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

解説

素性法師の歌。

関連

出典

底本
有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、103頁(コマ65)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日