古典ライブラリー

古今和歌集 巻第十二 恋歌二 574番

夢路にも

紀貫之(きのつらゆき)

夢の通い路にも露が置いているのだろうか。一晩中通っている袖が、濡れて乾かない。

「夢路にも」の歌をもとにした情景。夢の通い路にも露が置いているのだろうか。一晩中通っている袖が、濡れて乾かない。
「夢路にも」の歌をもとにした情景。夢の通い路にも露が置いているのだろうか。一晩中通っている袖が、濡れて乾かない。
詞書
「題しらず」(前の歌と同じ詞書)
作者
紀貫之
  1. 1夢路ゆめぢ夢路ゆめぢゆめじにもにもにも初句
  2. 2つゆやつゆやつゆや置お置おおくらむくらむくらむ二句
  3. 3よもすがらよもすがらよもすがら三句
  4. 4通かよ通かよかよへるへるえる袖そで袖そでそでののの四句
  5. 5ひぢてひぢてひじて乾かわ乾かわかわかぬかぬかぬ結句

引用の仕方

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現代語訳

夢の通い路にも露が置いているのだろうか。一晩中通っている袖が、濡れて乾かない。

意訳

夢の中で恋人のもとへ通う道にも露が置いているのか、袖が濡れて乾かない。涙の濡れを露にたとえた。

語釈・文法注

よもすがら
一晩中。
ひぢて
濡れて。

和歌

作者
紀貫之(きのつらゆき) 872?–945?
『古今和歌集』の撰者の中心で、仮名序を書いた。御書所預などを経て土佐守となり、任期を終えて帰京する旅を『土佐日記』に書いた。理知的で技巧に富む歌風で、『古今和歌集』に最も多い百首あまりが入る。三十六歌仙の一人。
出典
『古今和歌集』巻第十二・恋歌二・574番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

解説

紀貫之の歌。

関連

出典

底本
有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、103頁(コマ65)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日