古典ライブラリー

古今和歌集 巻第十二 恋歌二 573番

よとともに

紀貫之(きのつらゆき)

いつも流れ続けている涙の川は、冬でも凍らない水の泡であったよ。

「よとともに」の歌をもとにした情景。いつも流れ続けている涙の川は、冬でも凍らない水の泡であったよ。
「よとともに」の歌をもとにした情景。いつも流れ続けている涙の川は、冬でも凍らない水の泡であったよ。
作者
紀貫之
  1. 1題だい題だいだいしらずしらずしらず詞書
  2. 2よとともによとともによとともに初句
  3. 3ながれてぞゆくながれてぞゆくながれてぞゆく二句
  4. 4淚川なみだがは淚川なみだがはなみだがわ三句
  5. 5ふゆもふゆもふゆも氷こほ氷こほこおらぬらぬらぬ四句
  6. 6みなわなりけりみなわなりけりみなわなりけり結句

引用の仕方

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現代語訳

いつも流れ続けている涙の川は、冬でも凍らない水の泡であったよ。

意訳

絶えず流れる涙は、冬でも凍らない、と恋の涙の絶えなさを詠む。

語釈・文法注

世とともに
いつも。
みなわ
水の泡。

和歌

作者
紀貫之(きのつらゆき) 872?–945?
『古今和歌集』の撰者の中心で、仮名序を書いた。御書所預などを経て土佐守となり、任期を終えて帰京する旅を『土佐日記』に書いた。理知的で技巧に富む歌風で、『古今和歌集』に最も多い百首あまりが入る。三十六歌仙の一人。
出典
『古今和歌集』巻第十二・恋歌二・573番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

解説

紀貫之の歌。

関連

出典

底本
有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、103頁(コマ65)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日