古典ライブラリー

古今和歌集 巻第十二 恋歌二 555番

秋風の

素性法師(そせいほうし)

秋風が身に寒いので、つれない人をも頼みにしてしまう。日の暮れる夜ごとに。

「秋風の」の歌をもとにした情景。秋風が身に寒いので、つれない人をも頼みにしてしまう。日の暮れる夜ごとに。
「秋風の」の歌をもとにした情景。秋風が身に寒いので、つれない人をも頼みにしてしまう。日の暮れる夜ごとに。
詞書
「題しらず」(前の歌と同じ詞書)
作者
素性法師
  1. 1秋あき秋あきあき風かぜ風かぜかぜののの初句
  2. 2身み身みみにさむければにさむければにさむければ二句
  3. 3つれもなきつれもなきつれもなき三句
  4. 4人ひと人ひとひとをぞをぞをぞ賴たの賴たのたのむむん四句
  5. 5くるるくるるくるる夜よ夜よよごとにごとにごとに結句

引用の仕方

レポート・論文で引用する場合の表記例です。行番号を選んでから開くと、その行へのリンクになります。

現代語訳

秋風が身に寒いので、つれない人をも頼みにしてしまう。日の暮れる夜ごとに。

意訳

寒い秋の夜は、冷たい人でも来てくれることを期待してしまう。

語釈・文法注

つれもなき
冷淡な。

和歌

作者
素性法師(そせいほうし) 生没年未詳(九世紀後半〜十世紀初め)
僧正遍昭の子。俗名は良岑玄利(よしみねのはるとし)といい、父の命で出家した。雲林院や大和の石上の良因院に住み、宇多天皇・醍醐天皇の歌会や屏風歌に召された。三十六歌仙の一人。
出典
『古今和歌集』巻第十二・恋歌二・555番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

解説

素性法師の歌。

関連

出典

底本
有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、100頁(コマ63)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日