古典ライブラリー

古今和歌集 巻第十一 恋歌一 480番

たよりにも

在原元方(ありわらのもとかた)

使いでもない思いが不思議なのは、心をあの人に届けることであったよ。

「たよりにも」の歌をもとにした情景。使いでもない思いが不思議なのは、心をあの人に届けることであったよ。
「たよりにも」の歌をもとにした情景。使いでもない思いが不思議なのは、心をあの人に届けることであったよ。
作者
元方(在原元方)
  1. 1題だい題だいだいしらずしらずしらず詞書
  2. 2たよりにもたよりにもたよりにも初句
  3. 3あらぬおもひのあらぬおもひのあらぬおもいの二句
  4. 4怪あや怪あやあやしきしきしきははは三句
  5. 5心こころ心こころこころををを人ひと人ひとひとににに四句
  6. 6つくるなりけりつくるなりけりつくるなりけり結句

引用の仕方

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現代語訳

使いでもない思いが不思議なのは、心をあの人に届けることであったよ。

意訳

手紙の使いでもないのに、思いは心を相手のもとへ運んでいく、とその不思議さを詠む。

語釈・文法注

たより
使い、便り。
つくる
届ける。

和歌

作者
在原元方(ありわらのもとかた) 生没年未詳(九世紀末〜十世紀前半)
在原業平の孫、在原棟梁の子。藤原国経の養子になったとも伝える。『古今和歌集』の巻頭歌「年の内に」の作者。
出典
『古今和歌集』巻第十一・恋歌一・480番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

解説

在原元方の歌。

関連

出典

底本
有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、93頁(コマ60)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日