古典ライブラリー

古今和歌集 巻第十 物名 467番

のちまきの

大江千里(おおえのちさと)

後蒔きの、遅れて生える苗だけれど、むだにはならない頼み(田の実)だと聞く。

「のちまきの」の歌をもとにした情景。後蒔きの、遅れて生える苗だけれど、むだにはならない頼み(田の実)だと聞く。
「のちまきの」の歌をもとにした情景。後蒔きの、遅れて生える苗だけれど、むだにはならない頼み(田の実)だと聞く。
作者
大江千里
  1. 1ちまきちまきちまき詞書
  2. 2のちまきののちまきののちまきの初句
  3. 3後おく後おくおくれてれてれて生お生おおふるふるうる二句
  4. 4苗なへ苗なへなえなれどなれどなれど三句
  5. 5あだにあだにあだにはははならぬならぬならぬ四句
  6. 6賴たのみ賴たのみたのみとぞとぞとぞ聞き聞ききくくく結句

引用の仕方

レポート・論文で引用する場合の表記例です。行番号を選んでから開くと、その行へのリンクになります。

現代語訳

〔詞書〕ちまき。

後蒔きの、遅れて生える苗だけれど、むだにはならない頼み(田の実)だと聞く。

意訳

「のちまき」に「ちまき(粽)」を詠みこむ。

語釈・文法注

のちまき
遅く蒔くこと。
たのみ
「頼み」と「田の実(稲)」。

和歌

作者
大江千里(おおえのちさと) 生没年未詳(九世紀後半〜十世紀初め)
参議大江音人の子。漢学に通じ、寛平六年(894)に、漢詩の句を題にして和歌を詠んだ『句題和歌(大江千里集)』を宇多天皇に献上した。
出典
『古今和歌集』巻第十・物名・467番
歌体
短歌
状況
詞書「ちまき」(ちまき)。

修辞

物名
「(の)ちまき」。
掛詞
「たのみ」に「頼み」と「田の実」。

解説

大江千里の歌。

関連

出典

底本
有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、89頁(コマ58)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日