古今和歌集 巻第十 物名 466番
流れいづる
流れ出る方向さえ見えない涙の川。沖が干上がる時に、その底はわかるだろうか。

現代語訳
〔詞書〕おき火。
流れ出る方向さえ見えない涙の川。沖が干上がる時に、その底はわかるだろうか。
意訳
「沖干む」に「おきび(熾火)」を詠みこむ。
語釈・文法注
- かただに
- 方向さえ。
- おきひむ時
- 沖が干上がる時。
和歌
- 作者
- 都良香(みやこのよしか) 834–879
文章博士を務めた漢詩人・学者で、『文徳実録』の編纂にも加わった。仙人になったという伝説がある。 - 出典
- 『古今和歌集』巻第十・物名・466番
- 歌体
- 短歌
- 状況
- 詞書「おき火」(おき火)。
修辞
- 物名
- 「おきひ」。
解説
都良香の歌。
関連
出典
- 底本
- 有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、89頁(コマ58)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
- 校訂・訳・注
- 古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
- 更新日