古典ライブラリー

古今和歌集 巻第十 物名 460番

うばたまの

紀貫之(きのつらゆき)

私の黒髪が変わってしまったのだろうか。鏡に映る影に、白雪が降っている。

「うばたまの」の歌をもとにした情景。私の黒髪が変わってしまったのだろうか。鏡に映る影に、白雪が降っている。
「うばたまの」の歌をもとにした情景。私の黒髪が変わってしまったのだろうか。鏡に映る影に、白雪が降っている。
作者
貫之(紀貫之)
  1. 1紙屋川かみやがは紙屋川かみやがはかみやがわ詞書
  2. 2うばたまのうばたまのうばたまの初句
  3. 3我わ我わわがくろかみやがくろかみやがくろかみや二句
  4. 4かはるらむかはるらむかわるらむ三句
  5. 5鏡かがみ鏡かがみかがみのかげにのかげにのかげに四句
  6. 6ふれるふれるふれる白雪しらゆき白雪しらゆきしらゆき結句

引用の仕方

レポート・論文で引用する場合の表記例です。行番号を選んでから開くと、その行へのリンクになります。

現代語訳

〔詞書〕紙屋川。

私の黒髪が変わってしまったのだろうか。鏡に映る影に、白雪が降っている。

意訳

「黒髪や変はる」に「かみやかは(紙屋川)」を詠みこむ。白髪を雪に見立てて老いを嘆く。

語釈・文法注

紙屋川
京都の川。
ふれる白雪
白髪のたとえ。

和歌

作者
紀貫之(きのつらゆき) 872?–945?
『古今和歌集』の撰者の中心で、仮名序を書いた。御書所預などを経て土佐守となり、任期を終えて帰京する旅を『土佐日記』に書いた。理知的で技巧に富む歌風で、『古今和歌集』に最も多い百首あまりが入る。三十六歌仙の一人。
出典
『古今和歌集』巻第十・物名・460番
歌体
短歌
状況
詞書「紙屋川」(紙屋川)。

修辞

物名
「(くろ)かみやかは」。

解説

紀貫之の歌。

関連

出典

底本
有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、88頁(コマ57)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日