古典ライブラリー

古今和歌集 巻第十 物名 459番

波の花

伊勢(いせ)

波の花が沖から咲いて散ってくるようだ。水の春とは、風がなるのだろうか。

「波の花」の歌をもとにした情景。波の花が沖から咲いて散ってくるようだ。水の春とは、風がなるのだろうか。
「波の花」の歌をもとにした情景。波の花が沖から咲いて散ってくるようだ。水の春とは、風がなるのだろうか。
詞書
「からさき」(前の歌と同じ詞書)
作者
伊勢
  1. 1波なみ波なみなみののの花はな花はなはな初句
  2. 2おきからさきておきからさきておきからさきて二句
  3. 3散ち散ちちりくめりりくめりりくめり三句
  4. 4水みづ水みづみずののの春はる春はるはるとととははは四句
  5. 5かぜやなるらむかぜやなるらむかぜやなるらむ結句

引用の仕方

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現代語訳

波の花が沖から咲いて散ってくるようだ。水の春とは、風がなるのだろうか。

意訳

「沖から咲きて」に「からさき」を詠みこむ。白波を花に見立てる。

語釈・文法注

散りくめり
散ってくるようだ。

和歌

作者
伊勢(いせ) 872?–938?
伊勢守藤原継蔭の娘。宇多天皇の中宮温子に仕え、宇多天皇の皇子を産んだ。のち敦慶親王との間に娘の中務(歌人)を産んだ。『古今和歌集』に女性歌人として最も多い歌が入る。三十六歌仙の一人。
出典
『古今和歌集』巻第十・物名・459番
歌体
短歌
状況
詞書「からさき」(からさき)。

修辞

物名
「からさき」。
見立て
白波を花に。

解説

伊勢の歌。

関連

出典

底本
有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、88頁(コマ57)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日