古典ライブラリー

古今和歌集 巻第十 物名 451番

命とて

在原滋春(ありわらのしげはる)

命として露を頼りにするのはむずかしいので、わびしげに鳴く野辺の虫よ。

「命とて」の歌をもとにした情景。命として露を頼りにするのはむずかしいので、わびしげに鳴く野辺の虫よ。
「命とて」の歌をもとにした情景。命として露を頼りにするのはむずかしいので、わびしげに鳴く野辺の虫よ。
作者
滋春(在原滋春)
  1. 1にがたけにがたけにがたけ詞書
  2. 2命いのち命いのちいのちとてとてとて初句
  3. 3露つゆ露つゆつゆをををたのむにたのむにたのむに二句
  4. 4かたければかたければかたければ三句
  5. 5ものわびしらにものわびしらにものわびしらに四句
  6. 6なくなくなく野邊のべ野邊のべのべののの蟲むし蟲むしむし結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕にがたけ。

命として露を頼りにするのはむずかしいので、わびしげに鳴く野辺の虫よ。

意訳

「頼むにかたければ」に「にがたけ」を詠みこむ。

語釈・文法注

わびしらに
わびしそうに。

和歌

作者
在原滋春(ありわらのしげはる) 生没年未詳(九世紀後半)
在原業平の子。内舎人などを務めた。旅の途中で病にかかり、辞世の歌を母のもとに届けさせた話が巻第十六に見える。
出典
『古今和歌集』巻第十・物名・451番
歌体
短歌
状況
詞書「にがたけ」(にがたけ)。

修辞

物名
「にかたけ」。

解説

在原滋春の歌。

関連

出典

底本
有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、87頁(コマ57)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日