古典ライブラリー

古今和歌集 巻第十 物名 438番

朝露を

紀友則(きのとものり)

朝露を分けて濡れながら、花を見ようと、今こそ野山をすっかり歩いて知ったことだ。

「朝露を」の歌をもとにした情景。朝露を分けて濡れながら、花を見ようと、今こそ野山をすっかり歩いて知ったことだ。
「朝露を」の歌をもとにした情景。朝露を分けて濡れながら、花を見ようと、今こそ野山をすっかり歩いて知ったことだ。
詞書
「をみなへし」(前の歌と同じ詞書)
作者
友則(紀友則)
  1. 1朝露あさつゆ朝露あさつゆあさつゆををを初句
  2. 2わけそぼちつつわけそぼちつつわけそぼちつつ二句
  3. 3花はな花はなはな見み見みみむとむとむと三句
  4. 4いまぞいまぞいまぞ野山のやま野山のやまのやまををを四句
  5. 5みなへしりぬるみなへしりぬるみなえしりぬる結句

引用の仕方

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現代語訳

朝露を分けて濡れながら、花を見ようと、今こそ野山をすっかり歩いて知ったことだ。

意訳

「をみなへし(を、みな経知り)」を詠みこむ。

語釈・文法注

みな経知りぬる
すべて歩いて知った。

和歌

作者
紀友則(きのとものり) ?–905?
『古今和歌集』の撰者の一人で、紀貫之の従兄。大内記などを務めたが、集の完成を待たずに亡くなり、巻第十六に貫之・壬生忠岑の哀悼の歌がある。のびやかで格調のある歌風で知られる。三十六歌仙の一人。
出典
『古今和歌集』巻第十・物名・438番
歌体
短歌
状況
詞書「をみなへし」(をみなへし)。

修辞

物名
「をみなへし」。

解説

紀友則の歌。

関連

出典

底本
有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、84頁(コマ55)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日