古典ライブラリー

古今和歌集 巻第十 物名 436番

我はけさ

紀貫之(きのつらゆき)

私は今朝、初めて見た花の色を、はかないものと言うべきだったのだ。

「我はけさ」の歌をもとにした情景。私は今朝、初めて見た花の色を、はかないものと言うべきだったのだ。
「我はけさ」の歌をもとにした情景。私は今朝、初めて見た花の色を、はかないものと言うべきだったのだ。
作者
貫之(紀貫之)
  1. 1さうびさうびそうび詞書
  2. 2我われ我われわれはははけさけさけさ初句
  3. 3うひにぞうひにぞういにぞ見み見みみつるつるつる二句
  4. 4花はな花はなはなののの色いろ色いろいろををを三句
  5. 5あだなるあだなるあだなる物もの物ものものととと四句
  6. 6いふべかりけりいふべかりけりいうべかりけり結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕さうび。

私は今朝、初めて見た花の色を、はかないものと言うべきだったのだ。

意訳

「けさうひにぞ」に「さうび(薔薇)」を詠みこむ。

語釈・文法注

うひに
初めて。
さうび
薔薇。

和歌

作者
紀貫之(きのつらゆき) 872?–945?
『古今和歌集』の撰者の中心で、仮名序を書いた。御書所預などを経て土佐守となり、任期を終えて帰京する旅を『土佐日記』に書いた。理知的で技巧に富む歌風で、『古今和歌集』に最も多い百首あまりが入る。三十六歌仙の一人。
出典
『古今和歌集』巻第十・物名・436番
歌体
短歌
状況
詞書「さうび」(さうび)。

修辞

物名
「(け)さうひ」に「さうび」。

解説

紀貫之の歌。

関連

出典

底本
有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、84頁(コマ55)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日