古今和歌集 巻第九 羇旅歌 414番
消えはつる
消えてしまう時がないので、越路にある白山という名は、雪から付いたものであったのだ。

現代語訳
〔詞書〕越の国へ下った時、白山を見て詠んだ歌。
消えてしまう時がないので、越路にある白山という名は、雪から付いたものであったのだ。
意訳
一年中雪が消えない白山を見て、その名の由来は雪にあったのだと納得する。
語釈・文法注
- 越路
- 北陸道。
- 白山
- 加賀・越前の境の山。万年雪で知られる。
和歌
- 作者
- 凡河内躬恒(おおしこうちのみつね) 生没年未詳(九世紀末〜十世紀前半)
『古今和歌集』の撰者の一人。甲斐少目・和泉大掾など地方の下級官人を務めたが、歌才は宇多・醍醐両天皇に重んじられ、屏風歌や歌合で活躍した。貫之と並ぶ歌人とされる。三十六歌仙の一人。 - 出典
- 『古今和歌集』巻第九・羇旅歌・414番
- 歌体
- 短歌
- 状況
- 詞書「越の國へまかりけるとき白山を見てよめる」(越の国へ下った時、白山を見て詠んだ歌)。
解説
凡河内躬恒の歌。
関連
出典
- 底本
- 有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、79頁(コマ53)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
- 校訂・訳・注
- 古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
- 更新日