古今和歌集 巻第八 離別歌 374番
あふさかの
逢坂の関が、名のとおり本当に「逢う」関であるならば、名残惜しく別れていくあなたを引きとめておくれ。

現代語訳
〔詞書〕逢坂で人と別れた時に詠んだ歌。
逢坂の関が、名のとおり本当に「逢う」関であるならば、名残惜しく別れていくあなたを引きとめておくれ。
意訳
「逢う」という名を持つ関なのだから、別れる人を引きとめるべきだ、と関に訴える。
語釈・文法注
- まさしき
- 本当である。
- あかず
- 名残惜しく。
和歌
- 作者
- 難波万雄(なにわのよろずお) 生没年未詳
経歴はわからない。 - 出典
- 『古今和歌集』巻第八・離別歌・374番
- 歌体
- 短歌
- 状況
- 詞書「逢坂にて人を別れける時に詠める」(逢坂で人と別れた時に詠んだ歌)。
修辞
- 掛詞
- 「あふさか」に「逢ふ」をかける。
解説
難波万雄の歌。
関連
出典
- 底本
- 有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、69頁(コマ48)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
- 校訂・訳・注
- 古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
- 更新日