古典ライブラリー

古今和歌集 巻第八 離別歌 367番

かぎりなき

読人しらず(よみびとしらず)

果てしない空のかなたへ別れていっても、あなたを私の心から遅れさせる(置き去りにする)ことがあろうか。

「かぎりなき」の歌をもとにした情景。果てしない空のかなたへ別れていっても、あなたを私の心から遅れさせる(置き去りにする)ことがあろうか。
「かぎりなき」の歌をもとにした情景。果てしない空のかなたへ別れていっても、あなたを私の心から遅れさせる(置き去りにする)ことがあろうか。
詞書
「題しらず」(前の歌と同じ詞書)
作者
讀人しらず(読人しらず)
  1. 1かぎりなきかぎりなきかぎりなき初句
  2. 2くもゐのよそにくもゐのよそにくもいのよそに二句
  3. 3別わか別わかわかるともるともるとも三句
  4. 4人ひと人ひとひとををを心こころ心こころこころににに四句
  5. 5おくらさむやはおくらさむやはおくらさむやわ結句

引用の仕方

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現代語訳

果てしない空のかなたへ別れていっても、あなたを私の心から遅れさせる(置き去りにする)ことがあろうか。

意訳

どんなに遠く離れても、心はいつもあなたに寄り添っていく、と別れを告げる。

語釈・文法注

雲井のよそ
空のかなた、遠い所。
おくらさむやは
遅れさせようか、いや遅れさせない。

和歌

作者
読人しらず(よみびとしらず)
作者の名が伝わらない歌。『古今和歌集』の約四割を占め、撰者の時代より古い歌や、民謡・宴席で歌い継がれた歌、身分の低い人や女性の歌などを含む。
出典
『古今和歌集』巻第八・離別歌・367番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

修辞

反語
「おくらさむやは」。

解説

読人しらずの歌。

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出典

底本
有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、67頁(コマ47)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日