古典ライブラリー

古今和歌集 巻第八 離別歌 366番

すがるなく

読人しらず(よみびとしらず)

じがばちが飛ぶ秋の萩原を、朝出発して旅に出ていく人を、いつ帰ると思って待とうか。

「すがるなく」の歌をもとにした情景。じがばちが飛ぶ秋の萩原を、朝出発して旅に出ていく人を、いつ帰ると思って待とうか。
「すがるなく」の歌をもとにした情景。じがばちが飛ぶ秋の萩原を、朝出発して旅に出ていく人を、いつ帰ると思って待とうか。
詞書
「題しらず」(前の歌と同じ詞書)
作者
讀人しらず(読人しらず)
  1. 1すがるなくすがるなくすがるなく初句
  2. 2秋あき秋あきあきのののはぎはらはぎはらはぎわら二句
  3. 3朝あさ朝あさあさたちてたちてたちて三句
  4. 4旅たび旅たびたびゆくゆくゆく人ひと人ひとひとををを四句
  5. 5いつとかいつとかいつとか待ま待ままたむたむたむ結句

引用の仕方

レポート・論文で引用する場合の表記例です。行番号を選んでから開くと、その行へのリンクになります。

現代語訳

じがばちが飛ぶ秋の萩原を、朝出発して旅に出ていく人を、いつ帰ると思って待とうか。

意訳

秋の萩原を朝発っていく旅人を見送り、いつ帰るともわからない人を待つ心細さを詠む。

語釈・文法注

すがる
じがばち。また鹿のこととも。
いつとか待たむ
いつと思って待とうか。

和歌

作者
読人しらず(よみびとしらず)
作者の名が伝わらない歌。『古今和歌集』の約四割を占め、撰者の時代より古い歌や、民謡・宴席で歌い継がれた歌、身分の低い人や女性の歌などを含む。
出典
『古今和歌集』巻第八・離別歌・366番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

解説

読人しらずの歌。

関連

出典

底本
有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、67頁(コマ47)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日