古典ライブラリー

古今和歌集 巻第七 賀歌 363番

白雪の

紀貫之(きのつらゆき)

白雪が降り敷く時は、吉野の山の麓を吹く風に、花が散っているようだ。

「白雪の」の歌をもとにした情景。白雪が降り敷く時は、吉野の山の麓を吹く風に、花が散っているようだ。
「白雪の」の歌をもとにした情景。白雪が降り敷く時は、吉野の山の麓を吹く風に、花が散っているようだ。
作者
貫之(紀貫之)
  1. 1冬ふゆ冬ふゆふゆ詞書
  2. 2白雪しらゆき白雪しらゆきしらゆきののの初句
  3. 3降ふ降ふふりしくときりしくときりしくときははは二句
  4. 4みよしののみよしののみよしのの三句
  5. 5やましたやましたやました風かぜ風かぜかぜににに四句
  6. 6花はな花はなはなぞちりけるぞちりけるぞちりける結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕冬。

白雪が降り敷く時は、吉野の山の麓を吹く風に、花が散っているようだ。

意訳

吉野の雪を、山風に散る花に見立てる。屏風の冬の絵の歌。

語釈・文法注

山下風
山のふもとを吹く風。

和歌

作者
紀貫之(きのつらゆき) 872?–945?
『古今和歌集』の撰者の中心で、仮名序を書いた。御書所預などを経て土佐守となり、任期を終えて帰京する旅を『土佐日記』に書いた。理知的で技巧に富む歌風で、『古今和歌集』に最も多い百首あまりが入る。三十六歌仙の一人。
出典
『古今和歌集』巻第七・賀歌・363番
歌体
短歌
状況
詞書「冬」(冬)。

修辞

見立て
雪を散る花に見立てる。

解説

紀貫之の屏風歌。

関連

出典

底本
有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、66頁(コマ46)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日