古典ライブラリー

古今和歌集 巻第七 賀歌 364番

みねたかき

藤原因香(ふじわらのよるか)

峰の高い春日山に昇る日は、曇る時もなく照らすことでしょう。

「みねたかき」の歌をもとにした情景。峰の高い春日山に昇る日は、曇る時もなく照らすことでしょう。
「みねたかき」の歌をもとにした情景。峰の高い春日山に昇る日は、曇る時もなく照らすことでしょう。
作者
典侍藤原よるかの朝臣(藤原因香)
  1. 1春宮とうぐう春宮とうぐうとうぐうののの生うま生うまうまれたまへりけるれたまへりけるれたまえりける時とき時ときときにまゐりてよめるにまゐりてよめるにまいりてよめる詞書
  2. 2みねたかきみねたかきみねたかき初句
  3. 3春日かすが春日かすがかすがののの山やま山やまやまににに二句
  4. 4いづるいづるいずる日ひ日ひひははは三句
  5. 5くもるくもるくもる時とき時ときときなくなくなく四句
  6. 6照てら照てらてらすべらなりすべらなりすべらなり結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕皇太子がお生まれになった時に参上して詠んだ歌。

峰の高い春日山に昇る日は、曇る時もなく照らすことでしょう。

意訳

藤原氏の氏神を祀る春日山に昇る日に、藤原氏を母とする皇子の誕生をたとえ、輝かしい将来を祝う。

語釈・文法注

春宮
皇太子。保明親王とされる。
春日の山
藤原氏の氏神、春日大社の山。

和歌

作者
藤原因香(ふじわらのよるか) 生没年未詳(九世紀後半)
藤原高藤の娘とも伝える女官で、典侍(ないしのすけ)を務めた。
出典
『古今和歌集』巻第七・賀歌・364番
歌体
短歌
状況
詞書「春宮の生れたまへりける時にまゐりてよめる」(皇太子がお生まれになった時に参上して詠んだ歌)。

修辞

寓意
日に皇太子を、春日山に藤原氏を重ねる。

解説

藤原因香の歌。賀歌の最後の歌。

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出典

底本
有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、66頁(コマ46)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日