古典ライブラリー

古今和歌集 巻第七 賀歌 361番

千鳥鳴く

壬生忠岑(みぶのただみね)

千鳥が鳴く佐保川の川霧が立ったらしい。山の木の葉も色が深まってゆく。

「千鳥鳴く」の歌をもとにした情景。千鳥が鳴く佐保川の川霧が立ったらしい。山の木の葉も色が深まってゆく。
「千鳥鳴く」の歌をもとにした情景。千鳥が鳴く佐保川の川霧が立ったらしい。山の木の葉も色が深まってゆく。
詞書
「秋」(前の歌と同じ詞書)
作者
忠岑(壬生忠岑)
  1. 1千ち千ちち鳥どり鳥どりどり鳴な鳴ななくくく初句
  2. 2さほのさほのさおの川霧かはぎり川霧かはぎりかわぎり二句
  3. 3たちぬらしたちぬらしたちぬらし三句
  4. 4山やま山やまやまののの木こ木ここののの葉は葉ははももも四句
  5. 5いろまさりゆくいろまさりゆくいろまさりゆく結句

引用の仕方

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現代語訳

千鳥が鳴く佐保川の川霧が立ったらしい。山の木の葉も色が深まってゆく。

意訳

佐保川に霧が立ち、千鳥が鳴く。佐保山の紅葉も色づいていく秋の風景。

語釈・文法注

佐保の川霧
佐保川の霧。

和歌

作者
壬生忠岑(みぶのただみね) 生没年未詳(九世紀後半〜十世紀前半)
『古今和歌集』の撰者の一人。右衛門府生など下級の武官を務めた。歌論書『和歌体十種(忠岑十体)』の作者とされる。三十六歌仙の一人。
出典
『古今和歌集』巻第七・賀歌・361番
歌体
短歌
状況
詞書「秋」(秋)。

解説

壬生忠岑の屏風歌。

関連

出典

底本
有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、66頁(コマ46)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日