古今和歌集 巻第七 賀歌 359番
めづらしき
珍しい声というわけでもないのに、ほととぎすの声は、何年聞いても飽きないことだ。

現代語訳
〔詞書〕夏。
珍しい声というわけでもないのに、ほととぎすの声は、何年聞いても飽きないことだ。
意訳
毎年聞いているほととぎすの声も飽きることがない。長寿の人が何度聞いても、という祝いの意をこめる。
語釈・文法注
- ならなくに
- ではないのに。
- ここらの年
- 多くの年。
和歌
- 作者
- 紀友則(きのとものり) ?–905?
『古今和歌集』の撰者の一人で、紀貫之の従兄。大内記などを務めたが、集の完成を待たずに亡くなり、巻第十六に貫之・壬生忠岑の哀悼の歌がある。のびやかで格調のある歌風で知られる。三十六歌仙の一人。 - 出典
- 『古今和歌集』巻第七・賀歌・359番
- 歌体
- 短歌
- 状況
- 詞書「夏」(夏)。
解説
紀友則の屏風歌。
関連
出典
- 底本
- 有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、65頁(コマ46)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
- 校訂・訳・注
- 古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
- 更新日