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古今和歌集 巻第七 賀歌 358番

やまたかみ

凡河内躬恒(おおしこうちのみつね)

山が高いので雲の上に見える桜の花を、心だけは飛んで行って、折らない日はない。

「やまたかみ」の歌をもとにした情景。山が高いので雲の上に見える桜の花を、心だけは飛んで行って、折らない日はない。
「やまたかみ」の歌をもとにした情景。山が高いので雲の上に見える桜の花を、心だけは飛んで行って、折らない日はない。
詞書
「内侍のかみの右大將藤原朝臣の四十の賀しける時に四季の繪かける後の屏風にかきたりける歌春」(前の歌と同じ詞書)
作者
躬恒(凡河内躬恒)
  1. 1やまたかみやまたかみやまたかみ初句
  2. 2雲井くもゐ雲井くもゐくもいににに見み見みみゆるゆるゆる二句
  3. 3櫻花さくらばな櫻花さくらばなさくらばな三句
  4. 4こころのゆきてこころのゆきてこころのゆきて四句
  5. 5折を折をおらぬらぬらぬ日ひ日ひひぞなきぞなきぞなき結句

引用の仕方

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現代語訳

山が高いので雲の上に見える桜の花を、心だけは飛んで行って、折らない日はない。

意訳

屏風の桜は遠い山の上にあって手が届かないが、心はそこへ飛んで行き、毎日折っている、と詠む。

語釈・文法注

雲井
雲のあるあたり。空。
心のゆきて
心が行って。

和歌

作者
凡河内躬恒(おおしこうちのみつね) 生没年未詳(九世紀末〜十世紀前半)
『古今和歌集』の撰者の一人。甲斐少目・和泉大掾など地方の下級官人を務めたが、歌才は宇多・醍醐両天皇に重んじられ、屏風歌や歌合で活躍した。貫之と並ぶ歌人とされる。三十六歌仙の一人。
出典
『古今和歌集』巻第七・賀歌・358番
歌体
短歌
状況
詞書「内侍のかみの右大將藤原朝臣の四十の賀しける時に四季の繪かける後の屏風にかきたりける歌春」(尚侍が、右大将藤原朝臣(藤原定国)の四十の賀をした時に、四季の絵を描いた後ろの屏風に書いた歌。春)。

解説

凡河内躬恒の屏風歌。

関連

出典

底本
有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、65頁(コマ46)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日