古典ライブラリー

古今和歌集 巻第七 賀歌 353番

古へに

素性法師(そせいほうし)

昔に千年を生きた人があったかどうかは知らないけれど、千年の長寿の例は、あなたから始めよう。

「古へに」の歌をもとにした情景。昔に千年を生きた人があったかどうかは知らないけれど、千年の長寿の例は、あなたから始めよう。
「古へに」の歌をもとにした情景。昔に千年を生きた人があったかどうかは知らないけれど、千年の長寿の例は、あなたから始めよう。
詞書
「もとやすのみこの七十の賀のうしろの屏風によみて書きける」(前の歌と同じ詞書)
作者
素性法師
  1. 1古いにし古いにしいにしへへえににに初句
  2. 2ありきあらずありきあらずありきあらずははは二句
  3. 3知し知ししらねどもらねどもらねども三句
  4. 4千年ちとせ千年ちとせちとせのためしのためしのためし四句
  5. 5君きみ君きみきみにににはははじめむじめむじめむ結句

引用の仕方

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現代語訳

昔に千年を生きた人があったかどうかは知らないけれど、千年の長寿の例は、あなたから始めよう。

意訳

千年生きた先例があるかはわからないが、その最初の例をあなたにしよう、と祝う。

語釈・文法注

ありきあらずは
あったかなかったかは。
ためし
先例。

和歌

作者
素性法師(そせいほうし) 生没年未詳(九世紀後半〜十世紀初め)
僧正遍昭の子。俗名は良岑玄利(よしみねのはるとし)といい、父の命で出家した。雲林院や大和の石上の良因院に住み、宇多天皇・醍醐天皇の歌会や屏風歌に召された。三十六歌仙の一人。
出典
『古今和歌集』巻第七・賀歌・353番
歌体
短歌
状況
詞書「もとやすのみこの七十の賀のうしろの屏風によみて書きける」(本康親王の七十の賀の、後ろの屏風に詠んで書いた歌)。

解説

素性法師の歌。

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出典

底本
有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、64頁(コマ45)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日