古今和歌集 巻第七 賀歌 352番
春くれば
春が来ると家にまっさきに咲く梅の花を、あなたの千年の寿命を祝う髪飾りと見る。

現代語訳
〔詞書〕本康親王の七十の賀の、後ろの屏風に詠んで書いた歌。
春が来ると家にまっさきに咲く梅の花を、あなたの千年の寿命を祝う髪飾りと見る。
意訳
梅を長寿の挿頭(かざし)に見立てて祝う。
語釈・文法注
- かざし
- 髪や冠に挿す花。
和歌
- 作者
- 紀貫之(きのつらゆき) 872?–945?
『古今和歌集』の撰者の中心で、仮名序を書いた。御書所預などを経て土佐守となり、任期を終えて帰京する旅を『土佐日記』に書いた。理知的で技巧に富む歌風で、『古今和歌集』に最も多い百首あまりが入る。三十六歌仙の一人。 - 出典
- 『古今和歌集』巻第七・賀歌・352番
- 歌体
- 短歌
- 状況
- 詞書「もとやすのみこの七十の賀のうしろの屏風によみて書きける」(本康親王の七十の賀の、後ろの屏風に詠んで書いた歌)。
解説
紀貫之の屏風歌。
関連
出典
- 底本
- 有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、64頁(コマ45)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
- 校訂・訳・注
- 古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
- 更新日