古典ライブラリー

古今和歌集 巻第六 冬歌 334番

梅のはな

読人しらず(よみびとしらず)

梅の花は、それとも見分けられない。空を曇らせて雪が一面に降っているので。

「梅のはな」の歌をもとにした情景。梅の花は、それとも見分けられない。空を曇らせて雪が一面に降っているので。
「梅のはな」の歌をもとにした情景。梅の花は、それとも見分けられない。空を曇らせて雪が一面に降っているので。
詞書
「題しらず」(前の歌と同じ詞書)
作者
讀人しらず(読人しらず)
  1. 1梅うめ梅うめうめのののはなはなはな初句
  2. 2それともそれともそれとも見み見みみえずえずえず二句
  3. 3久方ひさかた久方ひさかたひさかたののの三句
  4. 4あまぎるあまぎるあまぎる雪ゆき雪ゆきゆきののの四句
  5. 5なべてなべてなべてふれればふれればふれれば結句
  6. 6此歌このうた此歌このうたこのうたははは或人あるひと或人あるひとあるいとのいはくのいはくのいわく柿本かきのもと柿本かきのもとかきのもと人麿ひとまろ人麿ひとまろひとまろががが歌うた歌うたうたなりなりなり左注

引用の仕方

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現代語訳

梅の花は、それとも見分けられない。空を曇らせて雪が一面に降っているので。

〔左注〕この歌は、ある人が言うには、柿本人麻呂の歌である。

意訳

白梅の花が、空一面に降る雪にまぎれて見分けられない。

語釈・文法注

あまぎる
空を曇らせる。
なべて
一面に。

和歌

作者
読人しらず(よみびとしらず)
作者の名が伝わらない歌。『古今和歌集』の約四割を占め、撰者の時代より古い歌や、民謡・宴席で歌い継がれた歌、身分の低い人や女性の歌などを含む。
出典
『古今和歌集』巻第六・冬歌・334番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

解説

左注は柿本人麻呂の歌とする説を伝える。

関連

出典

底本
有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、60頁(コマ43)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日