古典ライブラリー

古今和歌集 巻第六 冬歌 333番

けぬがうへに

読人しらず(よみびとしらず)

消えないうちに、その上にまた降り敷いておくれ。春霞が立ったら、雪はまれにしか見られないだろうから。

「けぬがうへに」の歌をもとにした情景。消えないうちに、その上にまた降り敷いておくれ。春霞が立ったら、雪はまれにしか見られないだろうから。
「けぬがうへに」の歌をもとにした情景。消えないうちに、その上にまた降り敷いておくれ。春霞が立ったら、雪はまれにしか見られないだろうから。
作者
讀人しらず(読人しらず)
  1. 1題だい題だいだいしらずしらずしらず詞書
  2. 2けぬがけぬがけぬがうへにうへにうえに初句
  3. 3又また又またまたもふりしけもふりしけもうりしけ二句
  4. 4春霞はるがすみ春霞はるがすみはるがすみ三句
  5. 5たちなばみたちなばみたちなばみ雪ゆき雪ゆきゆき四句
  6. 6まれにこそまれにこそまれにこそ見み見みみめめめ結句

引用の仕方

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現代語訳

消えないうちに、その上にまた降り敷いておくれ。春霞が立ったら、雪はまれにしか見られないだろうから。

意訳

春になれば雪は見られなくなるので、今のうちにもっと降り積もってほしいと、冬の雪を惜しむ。

語釈・文法注

消ぬが上に
消えないうちに、その上に。
降りしけ
降り敷け。

和歌

作者
読人しらず(よみびとしらず)
作者の名が伝わらない歌。『古今和歌集』の約四割を占め、撰者の時代より古い歌や、民謡・宴席で歌い継がれた歌、身分の低い人や女性の歌などを含む。
出典
『古今和歌集』巻第六・冬歌・333番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

解説

読人しらずの歌。

関連

出典

底本
有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、60頁(コマ43)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日