古今和歌集 巻第六 冬歌 325番
みよしのの
吉野の山の白雪が積もっているらしい。この古い都が、ますます寒くなっていく。

現代語訳
〔詞書〕奈良の京に出かけた時、泊まった所で詠んだ歌。
吉野の山の白雪が積もっているらしい。この古い都が、ますます寒くなっていく。
意訳
旧都奈良の寒さが増すのを感じ、吉野の山ではもう雪が積もっているだろうと思いやる。
語釈・文法注
- つもるらし
- 積もっているらしい。
- 故郷
- 古い都、奈良。
和歌
- 作者
- 坂上是則(さかのうえのこれのり) 生没年未詳(九世紀末〜十世紀前半)
坂上田村麻呂の子孫。大和権少掾・加賀介などを務めた。蹴鞠の名手としても知られる。三十六歌仙の一人。 - 出典
- 『古今和歌集』巻第六・冬歌・325番
- 歌体
- 短歌
- 状況
- 詞書「奈良の京にまかれりける時に宿りける所にてよめる」(奈良の京に出かけた時、泊まった所で詠んだ歌)。
解説
坂上是則の歌。
関連
出典
- 底本
- 有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、58頁(コマ42)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
- 校訂・訳・注
- 古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
- 更新日