古今和歌集 巻第六 冬歌 324番
白雪の
白雪が所を区別することもなく降り敷くので、岩にも咲く花と見ることだ。

現代語訳
〔詞書〕志賀の山越えで詠んだ歌。
白雪が所を区別することもなく降り敷くので、岩にも咲く花と見ることだ。
意訳
雪があたり一面に降り積もり、花の咲くはずのない岩にまで花が咲いたように見える。
語釈・文法注
- 所もわかず
- 所を区別せず。
- 巌
- 大きな岩。
和歌
- 作者
- 紀秋岑(きのあきみね) 生没年未詳
紀貫之の一族で、経歴はほとんどわからない。 - 出典
- 『古今和歌集』巻第六・冬歌・324番
- 歌体
- 短歌
- 状況
- 詞書「志賀の山ごえにてよめる」(志賀の山越えで詠んだ歌)。
修辞
- 見立て
- 雪を花に見立てる。
解説
紀秋岑の歌。
関連
出典
- 底本
- 有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、58頁(コマ42)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
- 校訂・訳・注
- 古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
- 更新日