古典ライブラリー

古今和歌集 巻第六 冬歌 322番

我が宿は

読人しらず(よみびとしらず)

私の家は雪が降り敷いて、道もない。踏み分けて訪ねてくる人もいないので。

「我が宿は」の歌をもとにした情景。私の家は雪が降り敷いて、道もない。踏み分けて訪ねてくる人もいないので。
「我が宿は」の歌をもとにした情景。私の家は雪が降り敷いて、道もない。踏み分けて訪ねてくる人もいないので。
詞書
「題しらず」(前の歌と同じ詞書)
作者
讀人しらず(読人しらず)
  1. 1我わ我わわががが宿やど宿やどやどははは初句
  2. 2雪ゆき雪ゆきゆきふりしきてふりしきてふりしきて二句
  3. 3道みち道みちみちもなしもなしもなし三句
  4. 4ふみわけてとふみわけてとふみわけてとふふう四句
  5. 5人ひと人ひとひとしなければしなければしなければ結句

引用の仕方

レポート・論文で引用する場合の表記例です。行番号を選んでから開くと、その行へのリンクになります。

現代語訳

私の家は雪が降り敷いて、道もない。踏み分けて訪ねてくる人もいないので。

意訳

雪に埋もれた家に通う道は消えてしまった。訪ねてくる人もいない冬の孤独。

語釈・文法注

人しなければ
「し」は強意。人がいないので。

和歌

作者
読人しらず(よみびとしらず)
作者の名が伝わらない歌。『古今和歌集』の約四割を占め、撰者の時代より古い歌や、民謡・宴席で歌い継がれた歌、身分の低い人や女性の歌などを含む。
出典
『古今和歌集』巻第六・冬歌・322番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

解説

287番の秋の歌と対応する冬の歌。

関連

出典

底本
有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、58頁(コマ42)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日