古典ライブラリー

古今和歌集 巻第五 秋歌下 309番

もみぢ葉は

素性法師(そせいほうし)

もみじ葉を袖にしごき入れて持って出よう。秋はもう終わりだと思って見る人のために。

「もみぢ葉は」の歌をもとにした情景。もみじ葉を袖にしごき入れて持って出よう。秋はもう終わりだと思って見る人のために。
「もみぢ葉は」の歌をもとにした情景。もみじ葉を袖にしごき入れて持って出よう。秋はもう終わりだと思って見る人のために。
作者
素性法師
  1. 1北山きたやま北山きたやまきたやまににに僧正遍昭そうじやうへんぜう僧正遍昭そうじやうへんぜうそうじょうへんじょうととと茸狩たけがり茸狩たけがりたけがりにまかれりけるによめるにまかれりけるによめるにまかれりけるによめる詞書
  2. 2もみぢもみぢもみじ葉ば葉ばばははは初句
  3. 3袖そで袖そでそでにこきにこきにこき入い入いいれてれてれて二句
  4. 4もてもてもて出いで出いでいでなむなむなん三句
  5. 5秋あき秋あきあきははは限かぎり限かぎりかぎりととと四句
  6. 6見み見みみむむん人ひと人ひとひとのためのためのため結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕北山に、僧正遍昭と茸狩りに行った時に詠んだ歌。

もみじ葉を袖にしごき入れて持って出よう。秋はもう終わりだと思って見る人のために。

意訳

秋の終わりを惜しむ人に見せるため、山の紅葉を袖に入れて持ち帰ろうという。

語釈・文法注

こき入れて
しごき入れて。
もて出なむ
持って出よう。

和歌

作者
素性法師(そせいほうし) 生没年未詳(九世紀後半〜十世紀初め)
僧正遍昭の子。俗名は良岑玄利(よしみねのはるとし)といい、父の命で出家した。雲林院や大和の石上の良因院に住み、宇多天皇・醍醐天皇の歌会や屏風歌に召された。三十六歌仙の一人。
出典
『古今和歌集』巻第五・秋歌下・309番
歌体
短歌
状況
詞書「北山に僧正遍昭と茸狩にまかれりけるによめる」(北山に、僧正遍昭と茸狩りに行った時に詠んだ歌)。

解説

素性法師の歌。父遍昭との茸狩りの歌。

関連

出典

底本
有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、55頁(コマ41)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日