古典ライブラリー

古今和歌集 巻第五 秋歌下 306番

山田もる

壬生忠岑(みぶのただみね)

山田の番をする秋の仮小屋に置く露は、稲負鳥の涙であったよ。

「山田もる」の歌をもとにした情景。山田の番をする秋の仮小屋に置く露は、稲負鳥の涙であったよ。
「山田もる」の歌をもとにした情景。山田の番をする秋の仮小屋に置く露は、稲負鳥の涙であったよ。
作者
忠岑(壬生忠岑)
  1. 1是貞これさだ是貞これさだこれさだのみこののみこののみこの家いへ家いへいえののの歌合うたあはせ歌合うたあはせうたあわせののの歌うた歌うたうた詞書
  2. 2山田やまだ山田やまだやまだもるもるもる初句
  3. 3秋あき秋あきあきのかりのかりのかり庵いほ庵いほいおににに二句
  4. 4おくつゆはおくつゆはおくつゆわ三句
  5. 5いなおほせいなおほせいなおおせ鳥どり鳥どりどりののの四句
  6. 6淚なみだ淚なみだなみだなりけりなりけりなりけり結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕是貞親王の家の歌合の歌。

山田の番をする秋の仮小屋に置く露は、稲負鳥の涙であったよ。

意訳

山田の仮小屋に置く露を、稲負鳥の流す涙と見る。秋の山田の寂しさを詠む。

語釈・文法注

かり庵
仮の小屋。
いなおほせ鳥
秋に鳴く鳥。古今伝授の三鳥の一つ。

和歌

作者
壬生忠岑(みぶのただみね) 生没年未詳(九世紀後半〜十世紀前半)
『古今和歌集』の撰者の一人。右衛門府生など下級の武官を務めた。歌論書『和歌体十種(忠岑十体)』の作者とされる。三十六歌仙の一人。
出典
『古今和歌集』巻第五・秋歌下・306番
歌体
短歌
状況
詞書「是貞のみこの家の歌合の歌」(是貞親王の家の歌合の歌)。

修辞

見立て
露を鳥の涙に見立てる。

解説

壬生忠岑の歌。

関連

出典

底本
有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、54頁(コマ40)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日