古典ライブラリー

古今和歌集 巻第五 秋歌下 301番

白波に

藤原興風(ふじわらのおきかぜ)

白波に秋の木の葉が浮かんでいるのを、海人が流した舟かと見ることだ。

「白波に」の歌をもとにした情景。白波に秋の木の葉が浮かんでいるのを、海人が流した舟かと見ることだ。
「白波に」の歌をもとにした情景。白波に秋の木の葉が浮かんでいるのを、海人が流した舟かと見ることだ。
作者
藤原興風
  1. 1寛平くわんぴやう寛平くわんぴやうかんぴょうののの御時后おほんときのきさい御時后おほんときのきさいおおんときのきさいののの宮みや宮みやみやののの歌合うたあはせ歌合うたあはせうたあわせののの歌うた歌うたうた詞書
  2. 2白波しらなみ白波しらなみしらなみににに初句
  3. 3あきのあきのあきの木こ木ここののの葉は葉ははののの二句
  4. 4うかべるうかべるうかべるををを三句
  5. 5あまのあまのあまの流なが流ながながせるせるせる四句
  6. 6船ふね船ふねふねかとぞかとぞかとぞ見み見みみるるる結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕寛平の御時、后の宮の歌合の歌。

白波に秋の木の葉が浮かんでいるのを、海人が流した舟かと見ることだ。

意訳

波間に浮かぶ木の葉を、小さな舟に見立てた。

語釈・文法注

あま
海人、漁師。

和歌

作者
藤原興風(ふじわらのおきかぜ) 生没年未詳(九世紀後半〜十世紀前半)
藤原浜成の曽孫で、相模掾・治部少丞などを務めた。管絃にも長じた。寛平期の歌合で活躍した。三十六歌仙の一人。
出典
『古今和歌集』巻第五・秋歌下・301番
歌体
短歌
状況
詞書「寛平の御時后の宮の歌合の歌」(寛平の御時、后の宮の歌合の歌)。

修辞

見立て
木の葉を舟に見立てる。

解説

藤原興風の歌。

関連

出典

底本
有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、53頁(コマ40)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日