古今和歌集 巻第五 秋歌下 300番
かみなびの
神奈備山を過ぎていく秋なので、竜田川に幣を手向けているのだ。

現代語訳
〔詞書〕神奈備山を過ぎて竜田川を渡った時に、紅葉が流れていたのを詠んだ歌。
神奈備山を過ぎていく秋なので、竜田川に幣を手向けているのだ。
意訳
秋を旅人に見立て、神奈備山を越えて去っていく秋が、竜田川に紅葉の幣を手向けているのだ、と詠む。
語釈・文法注
和歌
- 作者
- 清原深養父(きよはらのふかやぶ) 生没年未詳(九世紀後半〜十世紀前半)
内匠允・内蔵大允などを務めた。琴の名手でもあった。清少納言の曽祖父、清原元輔の祖父にあたる。晩年は洛北に補陀落寺を建てて住んだと伝える。 - 出典
- 『古今和歌集』巻第五・秋歌下・300番
- 歌体
- 短歌
- 状況
- 詞書「神なび山を過ぎて龍田川を渡りける時に紅葉の流れけるをよめる」(神奈備山を過ぎて竜田川を渡った時に、紅葉が流れていたのを詠んだ歌)。
修辞
- 擬人法
- 秋を旅人に見立てる。
- 見立て
- 紅葉を幣に見立てる。
解説
清原深養父の歌。
関連
出典
- 底本
- 有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、53頁(コマ40)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
- 校訂・訳・注
- 古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
- 更新日