古典ライブラリー

古今和歌集 巻第五 秋歌下 271番

植ゑし時

大江千里(おおえのちさと)

植えた時には、花の咲くのが待ち遠しかった菊。色あせていく秋に出会おうとは思っていただろうか。

「植ゑし時」の歌をもとにした情景。植えた時には、花の咲くのが待ち遠しかった菊。色あせていく秋に出会おうとは思っていただろうか。
「植ゑし時」の歌をもとにした情景。植えた時には、花の咲くのが待ち遠しかった菊。色あせていく秋に出会おうとは思っていただろうか。
作者
大江千里
  1. 1寛平くわんぴやう寛平くわんぴやうかんぴょうののの御時后おほんときのきさい御時后おほんときのきさいおおんときのきさいののの宮みや宮みやみやののの歌合うたあはせ歌合うたあはせうたあわせののの歌うた歌うたうた詞書
  2. 2植う植ううゑしゑしえし時とき時ときとき初句
  3. 3花はな花はなはなまちどほにまちどほにまちどおに二句
  4. 4ありしありしありし菊きく菊きくきく三句
  5. 5うつろふうつろふうつろう秋あき秋あきあきににに四句
  6. 6あはむとやあはむとやあわむとや見み見みみししし結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕寛平の御時、后の宮の歌合の歌。

植えた時には、花の咲くのが待ち遠しかった菊。色あせていく秋に出会おうとは思っていただろうか。

意訳

植えた時は花を待ちわびていたが、咲いたと思えばもう色あせていく。時の早さを嘆く。

語釈・文法注

まちどほに
待ち遠しく。
あはむとや見し
出会おうとは思っただろうか。

和歌

作者
大江千里(おおえのちさと) 生没年未詳(九世紀後半〜十世紀初め)
参議大江音人の子。漢学に通じ、寛平六年(894)に、漢詩の句を題にして和歌を詠んだ『句題和歌(大江千里集)』を宇多天皇に献上した。
出典
『古今和歌集』巻第五・秋歌下・271番
歌体
短歌
状況
詞書「寛平の御時后の宮の歌合の歌」(寛平の御時、后の宮の歌合の歌)。

解説

大江千里の歌。

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出典

底本
有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、48頁(コマ37)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日